僕の仕事に対する原動力が
7年前の「母親の死」です。
癌で亡くなりましたが亡くなる3ヶ月前に僕は当時の会社を退職し、
病室に付きっきりで看病をしており亡くなる1週間ほど前からモルヒネ漬けでほぼ意識もない状態でした。
母親は少しの嘔吐でも詰まってしまうと亡くなってしまう為、
昼夜問わずかな物音がベッドからすると僕は飛び起きて体を起こし、詰まらないようにしていました。
そうすると亡くなる2日前に僕が看病の疲労で全身に蕁麻疹が出てびっくりしたので母親の意識が戻ったタイミングでその旨を伝えました。
再度意識がなくなり夜中の看護師さんの巡回の時に意識が戻った為
母は必死に看護師さんに何かを伝えており、聞いてみると
「息子、息子、かゆい、かゆい」と話していました。
死の直前なのにたかが僕の蕁麻疹のことを必死に看護師さんに伝えてくれていたことが
心に刺さり
「母親はなんて偉大なんだ」
と思いまた、
僕はこれからはもう母に恩返しができないので
その分自分の周りの人にたくさん恩返しをしていこうと心に誓いました。
そうすることで天国の母に伝わったらいいなと思っているので、
その為にも今「僕に何ができるか」ということを日々考え行動を取っています。

これが僕の仕事の原動力です。